「レペゼン地球」解散解説 ~株式会社について~
今回は今話題になっている(らしい、よくは知りませんでした・・・)「レペゼン地球」の解散についてよく分からないから説明してほしい、と要望を頂きましたので軽く説明していきたいと思います。
もくじ
レペゼン地球とは
かなたは「レペゼン地球」についてあまり知らないので調べてきました。
Repezen Foxx(レペゼンフォックス)は、日本の音楽グループ、YouTuber。
旧名はレペゼン地球(レペゼンちきゅう、 英文表記: Represent chikyu)。DJ社長を中心とした福岡県出身の5人で構成されており、YouTubeを始めとする動画共有サービスを中心に活動している。
株式会社『Studio Candy Foxx』所属。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
現在は「Repezen Foxx」と名前が変わって活動されているようですね。
DJ社長こと木元駿之介さんを中心に活動しているDJ集団です。
何本か動画を見たのですがすごくインパクトのある方で求心力も行動力も凄まじい人だという印象を受けました。
問題まとめ
↓DJ社長ご本人様の動画です。
要約+調べたことをまとめていくと以下のようになるかと思います。
- 知人H氏が100万円で会社設立(厳密には知人H氏とその友人が51%、49%ずつ出資とのこと)
- DJ社長は当時6000万の負債があった。
- 「借金を返し終わったら100万にいくらか上乗せして株式を買い取ってくれ」という口約束があった。
- DJ社長にレペゼン地球の商標権がない(動画序盤にて)
- 会社の経理はH氏が担当していた。
- 借金を返し終わり株式を買い取りたいと交渉したところで条件(退職金4800万、楽曲の権利を永年等)
- 上記動画を公開
客観的に見てまずH氏が会社設立してるので普通株式はH氏が持ちます。株式の話が出ていますので当然「株式会社」ですね。
渡した云々の問題ではなく出資し、設立したH氏(とその友人)の会社だと思います。
そもそもDJ社長が「取締役会」に名前があったのかも不明です。
株式はH氏が100%持っていたようです。(現在は49%をDJ社長が買い取っているとのこと)
株式会社とは
この問題について理解しようと思うと株式会社についての理解が必要かと思います。
よく耳にしている「株式会社」とはなんでしょうか?
簡単に言うと「株式」を発行して多くの人から資金を集めて事業を運営する会社です。
そして儲かったお金は会社運営へ、たくさん儲かっていたら「株式」を買ってくれた「株主」さんに配当されます。
有名な会社ですと例えば「マクドナルド」、知ってますよね?
ハンバーガーの有名店です。
マクドナルドの株式を持っていたら配当として割引券や無料券等をもらえていました。(昔持っていた時はもらえてました。今は持っていないので分かりません)
このように商品を安く買えたり、貰えたり、はたまた現金であったりと「配当」は様々です。
「東証一部上場」とか聞いたことありますかね。
マクドナルドみたいに上場するような大きい会社になると一般の人が株式を取引できるようになり、もっと多くの資金を集めることができるようになります。
でも株式会社ってその辺を歩いていたら知らない会社がいくらでもありますよね。
そういった会社は基本的に創設者(社長とか取締役)で株式を保有しています。
今回の騒動ではH氏が100%の株式をもっていましたよね。
すると何が起きるか。
簡単に株式会社について図を作ってみたので以下をご覧ください。
上図からわかるように株式会社で一番権力を持っているのは「株主総会」です。
この「株主総会」にて今後の方針が決まります。
じゃあ「この株主の中で一番権力があるのは?」と思いますよね。
それは簡単で一番多くの株式を持っている人です。
基本的に多数決ですので51%以上の株式を一人で持っていたら実質その人の自由になります(決議事項によっては、3分の2の特別多数決が必要)。
ちなみに株主総会で決められるのは下のような事項です。
- 取締・監査役などの選任・解任
- 定款変更、合併・会社分割、解散など、会社の基礎的変更に関する事項
- 株式併合、配当など、株主の重要な利益に関する事項
- 取締役の報酬の決定
上記から分かるように実質100%の株式を持っていたH氏はこの会社において絶対権力者なわけです。
DJ社長は株式は持っておらず、代表取締役だったのか(これも登記が必要)もネットの情報だけでは定かではありません。
実は「ただの従業員」だったのかもしれません・・・
ただ、退職金などの条件でもめることができるのはもし株式を売るなら今度はDJ社長が100%株主になるからですね。
売ろうにも買いたい人がいないと売れません。
これに関してはDJ社長が条件を呑まないのであればH氏はどうにもできません。
現状について
DJ社長はレペゼン地球を解散して新たに活動していますがこれは間違いなく良い判断だったと思います。
どうにもならないことはどうにもなりません。
法を覆そうとあくせくするくらいなら解散した方が早いでしょう。
音楽等の芸術活動はファンありきの商売です。
ファンは会社につくわけではなく本人たちにつきます。
会社が変わったところで人は変わらないですからね。
元の会社もレペゼン地球が辞めてしまったら収入源がないのでなくなるんじゃないかと思います。持っているだけでも法人税がかかりますからね。
レペゼン地球の商品が売れれば売り上げは立つかもしれませんがファンはこの騒動をしっているでしょうし、もう買うことはないですよね。
今まで培ってきたものやお金を取り戻すのは難しいかもしれません(物証がないと難しいと思います)
あと、H氏やその家族への誹謗中傷がすごいらしいので(見たわけじゃないですが)それを誘発したとして訴えられるんじゃないかと思います。
それに関しては圧倒的に不利なんじゃないかと思います。
ファンの方も許せない気持ちは分かりますが本当に応援したいのであれば署名運動や新しい活動を応援した方が有益かと思います。
「Repezen Foxx」のYouTubeはこちら↓
https://www.youtube.com/channel/UC3eTZ5Yld6qufD6rtEiERdw/videos
最後に、今回の投稿はあくまで個人的な意見です。
ブログランキング参加してみました↓を押してもらえるとやる気がみなぎります(かなたの)
にほんブログ村他にも保険についてや事業計画書の作成、自己啓発的な事も書いてます。興味があればぜひ。