仕事のごくごく当たり前な時短方法知ってますか?

どうもかなたです。

経営する立場になってしばらくになりますが、社員さんたちを見ていると頑張っているようで効率が悪いなと思うことが多々あります。

意識の問題なのかもしれませんが少ない件数で手一杯になる人が多いように感じます。

客観的に見て一番の問題は、

自分がどれくらいでそれができるのか把握できていない

ということです。

↑に心当たりのある方は、まず基準が出来ていない可能性があります。

これが何時間で終わるから(←基準)、これの○○倍くらいの物量があるこの仕事は○○日くらいで終わるという判断ができないのです。

何の仕事にも言える事ですが、この基準を設定することは大切だと思います。

例えばラーメン屋さんで考えて、ラーメン一杯提供するのに5分かかるという基準があるとします。

1時間の提供限界値は12杯となります。(60分÷5分)

1杯1000円だとしたら1000円×12杯で12000円、1時間の売上のマックスは12000円と分かります。

月20日営業するとして月に300万円売上が欲しいと思ったら1日12.5時間営業しないといけないと計算で出すことができます。

300万円÷20日=15万円(日ごとの平均必要売上)

15万円÷12000円(1時間当たり最高売上)=12.5時間

ちなみにこの計算は12.5時間の営業時間中フルでラーメンを作り続けて月300万円になりますので実際は1日の営業時間を延ばすか、営業日数を増やすか、売上目標を下げるかしないと現実的ではありません。

このように自分の仕事の基準となる時間、金額等が分からないと時間配分ができませんので結果必要のない残業をがむしゃらにして、その後暇になるといったことが起きてしまうのです。

ただ残業は残業代が支払われますので自分の実績値を下げる効果があることを理解しましょう。

例えば月給20万円の人が40万円の売上を上げた場合、20万円の利益を出していると考えがちですが全く違います。

月給には会社負担分の社会保険や雇用保険、退職金積立、社用車、光熱費などなど、会社の維持費用が全く加味されていないからです。

これらは会社によって様々ですが、1人雇用することでその人の給料の1.6倍~2.2倍くらい会社は負担していると考えてもらえれば良いかと思います。

この数値が2倍だとしたら先ほどの月給20万円の人の実績は

20万円×2倍=40万円(雇用維持に実際掛かるお金)

40万円(雇用維持費)-40万円(売上)で0円 

つまり利益は0円になります。

ここに残業代が入ってくるとその分マイナスの実績がつきますから評価的にはマイナスになっていきます。

実績がマイナスになるということは、雇用することでマイナスになる人材ということですから、賞与も出せない昇給もできない状況になるってことですね。

逆に実績が多く上がる人は会社にとって利益を生み出しますので賞与も多く払えますし、ある程度希望に沿った昇給もできます。

↑を利用すれば昇給の交渉なんて簡単なものです。

かなたは雇われ時代や下請け時代はよく交渉してました。

マイナスになることがない交渉は100%通せます。

自分はこれだけの実績がある、給料をここまで上げてもまだ利益が出るでしょ、じゃあ給料上げられますよね。

といった感じで強気の交渉ができるんですね。

あとは休みを人より多く取ったり、遅出や早引きを正当化させたりしてました(笑)

話がそれましたが今回は普通で当たり前な仕事の時短方法を再認識して頂こうと思います。

もくじ

当たり前な時短方法?

人に手伝ってもらう

さっきのラーメン屋さんの例えで20日稼働で、1日12.5時間営業で売上月300万円は現実的ではないと言いましたがこれを余裕で可能にする方法があります。

なんだかわかりますか。

正解は人を雇うことです。

5分で1杯提供する人を1人雇えば提供能力は単純に2倍になりますので一人当たりの負担は1日6.25時間の営業で済むわけです。

この単純計算が理解できない人もまた多いと思います。

日本人は基本的に頑張り屋さんが多く、与えられた、頼まれた仕事は自分でこなさなければならないと思う人が多いです。

それが無意味なのかというとそんなことはないのですが無理に残業するくらいなら周りの人に手伝ってもらうという選択を取っても良いのではないでしょうか。

無理に残業しなければならないということは与えられた仕事に対して自分の力量が足りないか、相当きつい仕事かの2択です。

どちらにしても無理してやるくらいなら人に手伝ってもらいましょう

手伝ってくれる人がいなければ自分でやるしかありませんが(笑)

健全な労働環境維持のために厚生労働省が提唱する過労死ラインがあります。

これは簡単に言うと時間外労働が月45時間を超えると過労死リスクが上昇するというモノで、基本的に企業側は時間外労働が月40時間を超えないように調整する必要があるんですね。

残業して心と身体を病むくらいなら退職した方が健全だと思います。

仕事なんていくらでもありますからね。

ちなみにかなたは平均月200時間の時間外労働をしている時期がありました(笑)

ただ特に病むこともなく現在まで生きてます。

今からまた月200時間の時間外労働をやれと言われたらできる自信がありませんし、やりたくないので断りますが。

②外注する(お金で解決)

これも結局人の力ですが業者に頼む方法です。

お金がかかるじゃんと思うと思いますが、要はその使うお金より多くの利益を出せれば問題ありません。

50万円使っても利益が10万円でも出るならガンガン外注して10万円を積み重ねた方が楽で儲かります。

時間外労働を頑張って1人で100万円の利益を出しても、費用は掛かりますが外注を使って利益を100万円出しても大差はありません。(細かいことを言うと違います)

活用できるものは活用しましょう。

それが時短に繋がり、自分を楽にします。

仕事ってつまらない、楽しくないものだという人が多いですが、それを1人で背負いこんで苦しい思いをする必要はありません。

同僚であったり外部の人であったり分かち合う事ができる人はよく見るとたくさんいます。

たまには頼っても良いですし頼られることがあっても良いのではないでしょうか。

人は助け合って生きた方が確実に上手くいきます。

③ツールを使う(道具、ソフトウェア等)

この際全てラーメン屋さんで例えますが先ほどの5分で1杯の基準を超える、2分で1杯を自動で作る機械を導入したらどうでしょうか。

人を雇うどころか店主すらいらなくなりますよね(笑)

会計まで全て機械化すればホントにいりません。

実際全て機械化されて無人のラーメン屋ってありますしね。

道具や機械、ソフトウェア等は人と違って命令(プログラム)通りに動きます。

文句も言わず何時間も働き続けてくれます。

今は便利な道具もソフトもたくさん溢れています。

導入費用は掛かりますが以降の時間効率は間違いなくアップしますし、大型機械等は定期メンテナンスが必要ですが、買い切りのものであれば恒常的な出費はありません。

ちなみにかなたの会社では何年か前に「ものづくり補助金」を活用して人だと1~2か月かかる作業を2、3日にしてくれる機械をソフトウェアと併せて2000万円くらいで導入しました。

技術って素晴らしいですよね。

ソフトウェアで言えば事務や経理業務は色んなものがありますよね。

自分でエクセル関数を使いこなせるならば困ることはないのかなと思います(かなたは使いこなせないので分かりません(笑))

一度ツールを活用するともうそれなしではやっていけないくらい便利なもの、時短になるものもあります。

そんな作業でお困りな方がいらっしゃいましたらご一考されてはいかがでしょうか。

おわりに

今回は至極当たり前な時短方法を紹介しました。

ただ意外と実施してないという方も多かったのではないでしょうか。

どんなに頑張っても人一人の力って限界があります。

どんだけ力自慢の人でも一人でトラックを持ち上げることはできませんし、車のように時速60kmで4,5人運ぶことはできません。

仕事でもなんでも同じです。

一人で抱え込まずに周りに助けてもらい、周りが困っていたら助けてあげるそんな風な世の中になっていけばいいなと思います。

これからも時間に余裕があるときには何かに、誰かに役立つ知識を投稿していきたいなと思っております。

足りないことやミス等もあるとは思いますがお付き合いいただければ幸甚です。

そういった場合はトップページのお問合せからご連絡頂ければ極力対応いたします。

苦情でも、要望でも、何でも送ってみてください(笑)

ブログランキング参加してみました↓を押してもらえるとやる気がみなぎります(かなたの)

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

仕事

Posted by kanata社長